街コンは地域復興イベントとして開催された

婚活と同様に最近テレビでも取り上げられるほどブームになっている街コンの最大の特徴は、地域単位で開催されている大規模な合コンです。
少子高齢化が相次ぐ地方で、若い世代が都会へいき人口減少の歯止めをするために、街おこしイベントとして始まったのです。

初めての街コン開催は、2004年に栃木県宇都宮市で行われた『宮コン』です。
宇都宮市内の商店街を活性化する目的で、100名以上の参加者がリストバンドをはめてイベントに参加している飲食店をまわり、飲食しながら親交を深めるよう工夫しました。
これは予想以上の反響を呼び、経済効果としては2億円ほどの結果に結びつきました。
ここから全国に派生し、今では1000名以上の規模で開催される街コンもあるほど地域復興の大規模イベントとなっているのです。
参加者は地元民だけではなく、遠方からの参加者も多くそれぞれの街の宣伝にも繋がり、街への集客も見込めるようになりました。

このような街コンの魅力は、大人数で気軽に参加できる点です。
一緒にさまざまな店舗を回って食事をすることで、楽しい雰囲気を味わうことができ、自然と距離を縮める事ができるのです。
街コンに参加する方は、その街の魅力惹かれて移住する人もいます。
これは都会へでていく地元の若者を食い止める効果にも繋がりました。

少子高齢化に伴い家業を継ぐ若者が少ない地方では、出会いがなくその跡取りの独身率も高くなる傾向があります。
この増加する独身率対策として、地域の良さを理解してもらい、田舎に移住してもらう前提の婚活も実際に行われています。
このように全国に広がった街コンは、集客率を高めるためだけではなく、その地方の少子高齢化問題を解決するものともなっています。

街コンは、地域活性化の有効なイベントとしてさまざまな地域で行われるようになりましたが、一方でそのエリアの魅力的な特徴がないとなかなか集客が困難なこともあります。
そこで、そのエリアの魅力を最大限に活かす工夫が各地で行われています。
例えば、旅行会社と共同企画の『島コン』というのがあります。
これは、旅行を通じて出会いの場を提供し、観光地巡りやダイビング体験など楽しめるようになっています。
地域の自然に触れ合いながら、そのエリアの良さを堪能しつつ、お互いの距離を縮める事が期待できます。
更に男女ともに通常の価格より低いコストで提供しているのも特徴です。

このように地域によって楽しみ方や特徴が異なる街コンは地域活性化を期待するとともに、若い世代の結婚を支援しているのです。